介護業で一般職から管理職にキャリアアップした際、その業務内容は大きく変わります。
利用者に直接接してケアを行うのが介護の一般職が担う業務ですが、管理職はそういった業務を取りまとめたり、事業所が長く介護業を行っていけよう各種調整を図ることが業務の主眼になります。
とりわけ一般職には無い管理職独自の業務としては、営業活動があります。
介護業もれっきとした営利事業ですので、利用者に十全なケアを行ったり、職員を養ったりする上では利益を出す必要があります。
そのためには、積極的に利用者を集める必要があります。
どんなに優れた設備やスタッフを揃えた素晴らしい事業所であろうとも、それが認知されなければ全く意味が無いのです。
つまり、介護事業所が事業を続けていくためには、管理職による営業活動が必須ということになります。
しかし、管理職に昇進した人の大半が営業活動は未経験で、どのような活動をすれば良いのか皆目見当がつかないというのが現状です。
実際のどのような営業活動を行うのかは事業所によってまちまちですが、最重要なのは事業所の魅力を最大限アピールすることになります。
その際に最も注意しておきたいのは、直截かつ単純明快に魅力を表現するという点です。
介護利用者やその家族が介護事業所を決める際、魅力が簡潔であればあるほど、それが決め手になりやすい傾向があります。
この点をしっかりと把握した上で営業活動を行うようにすれば、少なからず成果があがることでしょう。